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2015/4/1 無外流 居合 鵬玉夢録 No.37
福岡市赤坂道場スタート/栃木県宇都宮道場 下野新聞の取材を受けました 】
1.鵬玉の吹毛方納密(すいもうまさにみつにおさむ) 「 第16回のテーマ 「忠 その二」 「わが道は、一を以って之を貫く、夫子の道は、忠恕のみ」 / 2.福岡の日曜稽古について / 3.栃木県宇都宮道場 下野新聞の取材を受けました / 4.編集後記

東京 千代田区神田 中央区日本橋浜町/栃木 宇都宮/福岡 中央区天神 中央区赤坂/熊本 市内近見 菊池郡大津
無外流 居合 鵬玉夢録 No.37 2015.4.1
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「無外流居合 鵬玉夢録」を登録された方にお送りしています。
               2015年 鵬玉会のテーマ 
               天時不如地利。 天の時は地の利に如かず。
               地利不如人和。 地の利は人の和に如かず。
INDEX ───────────────────────────────
┣1.【 鵬玉の吹毛方納密(すいもうまさにみつにおさむ )
┃ 「 第16回のテーマ 「忠 その二」
┃ 「わが道は、一を以って之を貫く、夫子の道は、忠恕のみ」
┣2.【 福岡の日曜稽古について 】

┣3.【  栃木県宇都宮道場 下野新聞の取材を受けました 】

┗4.【 編集後記 】

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【1】 コラム;鵬玉の吹毛方納密(すいもうまさにみつにおさむ
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「(たった一つの真理)は、毛を吹きつければ即座に斬れるような吹毛の剣の鋭さを持っているが、

これはどこにあるかと言えば、わが方寸の心(密)に納められている。」(大森曹玄老師 解説)

武道を修行するときは技の成長だけではなく、心の成長も大事だと思いませんか?
何か考えるヒントが、あなたの心に納められるよう、波紋を一つ起こしてみますね。
私が何かを教えようというものではなく、「どう思われますか?」というスタンスです。

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  第17回のテーマ  「武士の教育と訓練」
  武士は何を学び、どう成長しようとしたか

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■今までこの「吹毛納密」は「武士道」の考え方の基本理念を投げてきました。
今回からは新渡戸翁に従い、その活かし方、磨き方を考えてみたいなあ、と思います。
 
1)武道において、どんな達成感を求めるか?
多くの人は自分の成長を望みますし、達成感を感じるときに喜びを見出します。
武道においてはどうでしょうか?
ある人はこう答えるでしょう。「うまくなることに価値観がある」 いいと思います。
ある人はこう答えるでしょう。「日常で詰まっている気持ちや思考が、稽古中にすっきりする」 それでもいいと思います。
ある人はこう答えるでしょう。「心身の成長ができそうな気がする」 いいと思います。
 
なんでもいいと思います。武道を学ぶ動機はそれぞれだからです。
どんな動機であれ、それは個人の問題なので私は否定しません。
だから毎日稽古する人もいれば、週に一度、あるいは月に一度の人がいてもいいと思うのです。
 
2)新渡戸翁は「武士の教育」について、そのゴールをどこに求めたと言っているか?
新渡戸翁は、武士の学び・教育においては、「品性を高めること」が第一の理由であったと言っています。
これはこのコラムの初期に触れた「マズローの自己実現理論」
「マズローの五段階欲求説」でもう一度考えればわかりやすくなります。
 
ビジネスでよく語られるこの理論を、復習がてら、もう一度簡単に見てみましょう。
(詳しくは以下の会員専用ページに再録しています)
 
「誰でも人は成長したいのです。でも求める成長には段階があります」
 
3)マズローの五段階欲求説の最上位がそのゴール
この五段階はピラミッドの階層として紹介されます。
 
最下層から最上部まではこの順序にしか普通は欲求しません。
 
(1)生理的欲求
人が求める欲求の最も基本、最初の原始的な欲求は「生き残りたい」
簡単に言えば、食べたい(食事)・眠りたい(睡眠)・排泄等の本能的・根源的なもの。
 
(2)安全の欲求
安全性・経済的安定性・良い健康状態の維持・良い暮らしの水準、事故防止、保障の強固さ、など、
予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求。
病気や不慮の事故などに対するセーフティ・ネットなども、これに含まれる。
 
(3)所属と愛の欲求
「愛されたい」「何かの一員であると確認したい」。
孤独がつらく、無縁であることを人は耐えられません。
 
(4)承認(尊重)の欲求
「認められたい」「尊敬されたい」。
地位を得たい、名声が欲しい、注目されたい、というのも実はこの欲求であり、誰でも持つ欲求。
 
(5)自己実現の欲求
自分の能力や可能性を最大限発揮し、自分がなりえるものにならなければならないという欲求です。
 
マズローは、その欲求を満たされなければ、上の欲求を求めないと言いますが、
武士道の凄いところは、たとえ(1)や(2)が満たされていなくても(5)を全うするよう、
自分を律しようとしたところではないか、と以前書きました。
昔の武士、私たちの大先輩たちの凄さは、実はそこにあるように思います。
 
(5)の入口が実は「品位」なのではないかと思うのです。
次回から、ここを考えてみたいと思います。
 
よかったらご意見ください。
ご一緒に考えてみましょう。

■さて。
鵬玉会のミッションは「無外流居合の普及・指導を通じて、武士道の醸成に貢献する」です。
私達は武士道に最も近い武道の一つを学んでいる、
と胸を張って今日の稽古に望みましょう。

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武田鵬玉


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【2】 福岡の日曜稽古について
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(1) どの稽古場所も鵬玉会会員なら会場代の負担なく使用できる
福岡は今まで日曜稽古を財団の他団体の稽古に間借りする形をとっていましたが、
これは別途に会員に会場代を都度ご負担させるものでした。
この稽古における負担は全員同じ条件と言いながら、決して軽いものではなく、
下手をすれば一か月で2000円以上かかることもあります。

鵬玉会の道場についての基本方針は、どの稽古場所も会員なら会場代の負担なく使用できること。
ですから、鵬玉会では月会費以外の会員の負担がないように、どの道場・稽古場所も会で場所を借りています。

(2) 赤坂道場 4月開始
福岡の日曜稽古もこの形に変更しようと、丸山支部長、吉田支部長補佐と話し合ってきました。
ようやく4月から実現します。
場所は何度か使用した天神/大名から赤坂に入った福岡中央体育館です。
福岡市中央区赤坂2丁目5番5号

アクセスもよく、興味を持つ方にも案内しやすいと思います。
ここでの稽古は、会員の方に都度料金を負担していただくことはありません。
まだまだ過渡期ですので、週によっては場所が移動になることもあるかもしれませんが
極力努力していきますのでご了承ください。

第一回目は4月5日(日)9:30~11:30
指導は丸山支部長、吉田支部長補佐のお二人が担当です。
福岡の鵬玉会のイノベーションの一つです。
 
▼福岡市赤坂稽古場所については
http://mugairyu.net/03_01_nyumon_s2_fukuoka_akasaka.html
▼福岡市天神稽古場所については
http://mugairyu.net/03_01_nyumon_s2_fukuoka_tenjin.html
▼無料カタログのご請求はこちらから
http://mugairyu.net/03_01_nyumon_s3.html
▼見学・無料体験のお問い合わせ・入会はこちらから
http://mugairyu.net/03_01_nyumon_s3.html


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【3】 栃木県宇都宮道場 下野新聞の取材を受けました
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宇都宮道場が下野新聞の取材を受け、特集を組んでいただきました。
以下記事をご紹介します。

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新撰組ゆかり 居合道場解説
「無外流」鵬玉会宇都宮支部

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宇都宮城や二荒山神社を焼いた戊辰戦争の宇都宮城の戦い。
新撰(記事ママ)組副長の土方歳三は現在の一条中近くで足を負傷したとされる。
その新撰組の三番隊組長の斉藤一が使い手であった無外流居合の「鵬玉会」の道場が、宇都宮に開設されたと聞き、稽古場の宇都宮市体育館をのぞいた。

無外流は「出会いがしらの一撃で勝負を決する剣」。辻月旦ふが流祖で、大名たちも学んだという。
鵬玉会の武田亜鵬玉会長は「武道を通して、日本人が失ったアイデンティティーを取り戻したい」と東京や福岡、熊本などで指導。
「戊辰戦争ゆかりの地の宇都宮でも武道の素晴らしさを伝えたい」と四つ目の道場を宇都宮に開いた。

実は、市内には埋もれた歴史を掘り起こす活動などに取り組んでいる宇都宮新撰組同好会がある。
その副長である小堀恭嗣さんが宇都宮道場の支部長を務めている。

稽古には武道に興味を持つ男女が参加。武田会長が型(記事ママ)を披露し、姿勢や息遣いなどを基礎から指導した。
道場内は凛とした空気に包まれ、取材しながら背筋がピンと伸びた。
参加者たちは「難しいけど楽しかった」
「武道を学ぶことで自分が成長できそう」などと話していた。
問合せは小堀支部長 TEL090-3549-8435(携帯) (田中勝)

(キャプチャー武田会長の指導を受けて無外流居合を体験する参加者たち。)

▼宇都宮稽古場所については
http://mugairyu.net/03_01_nyumon_s2_tochigi.ht
▼無料カタログのご請求はこちらから
http://mugairyu.net/03_01_nyumon_s3.html
▼見学・無料体験のお問い合わせ・入会はこちらから
http://mugairyu.net/03_01_nyumon_s3.html


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【4】編集後記
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■福岡市をお預けしている丸山支部長は国際大会で二度準優勝されている方です。
その方の指導を受けるため、東京から一名が福岡に飛びます。
まさに留学です。
 
■「武道というのは、誰に学ぶかが重要です。」と天然理心流九代目宗家で
近藤勇さんのご遺族でもいらっしゃる宮川清蔵勇武先生もおっしゃっていました。
鵬玉会会長は無外流明思派ご宗家の個人指導をいまだに受け続けています。
丸山支部長は国内のみならず、海外からやってきたなみいる強豪を二度退けた方。
こういう方に学べることを、東京から飛ぶ留学生は幸せに感じることができるでしょう。
福岡のみならず、九州の鵬玉会の会員はこの環境を活かしてほしいと思います。
会長も5月末には福岡に指導に戻る予定です。

■今年のテーマは
「天時不如地利。 天の時は地の利に如かず。
 地利不如人和。 地の利は人の和に如かず。」
あなたがともに居合を学ぶことが私たちにとっての力です。
まだ見ぬあなたに出会いたいと思います。
ぜひ無料体験にいらしてください。
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