■INDEX ───────────────────────────────
┣1.【鵬玉の吹毛方納密（すいもうまさにみつにおさむ）
┃ 「第25回のテーマ  「切腹」その一　覚悟とは何か。問題に向かう姿勢とは何か。」
┃
┣2.【福岡】筑前一宮　筥崎宮（日本三大八幡）　
┃　博多三大祭りのひとつ「放生会（ほうじょうや）奉納演武決定！
┃
┗3.【編集後記】

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【１】 コラム；鵬玉の吹毛方納密（すいもうまさにみつにおさむ）
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「（たった一つの真理）は、毛を吹きつければ即座に斬れるような吹毛の剣の鋭さを持っているが、
これはどこにあるかと言えば、わが方寸の心（密）に納められている。」（大森曹玄老師 解説）
武道を修行するときは技の成長だけではなく、心の成長も大事だと思いませんか？
何か考えるヒントが、あなたの心に納められるよう、波紋を一つ起こしてみますね。
私が何かを教えようというものではなく、「どう思われますか？」というスタンスです。

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第25回のテーマ  「切腹」その一
覚悟とは何か。問題に向かう姿勢とは何か。
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■「切腹」をテーマにするのは難しいです。
重々しくなるがちなこのテーマですが、
新渡戸稲造翁の名著「武士道」にそって問題提起している以上、避けては通れません。
ということでここからしばらくは「切腹」がテーマです。


■新渡戸翁は、「なぜ腹なのか？」をテーマにしていらっしゃいます。
曰く、腹に魂は宿る。清純な魂を見せるため。
曰く、名誉回復の最後の切り札のため。
いずれにしても、そこに無いものは「強要」と「逃避」であろうかと思います。

■切腹について考えるときに私は父のことを思い出します。
父は18年前に肝臓がんで他界しました。
大学病院で告知を受けたあと、母とは離婚し、父は一人住まいだったため、
その住まいを片付けつつ、仲の悪かったはずの私との入院・闘病生活がはじまりました。

■父は肝臓がんだということを知っていましたし、打つ手がない中で親戚との別れの宴をし、治療については私に判断を委ねました。
亡くなる一週間ほど前だったでしょうか。私はあることで怒り、医者にくってかかったことがありました。
その際父は「言いたいことはある。ばってん、腹に納めて死んでいくっちゃけん、お前がお医者に怒ることはなか。謝ってこい」と言うのです。

■覚悟とは何か。死に向かう姿勢とは何か。
そもそも死に限らず何かに向かう姿勢とは何か。
それを考えるのがこの「切腹」というテーマのような気がします。
しばらく考えてみることにしましょう。

■鵬玉会のミッションは「無外流居合の普及・指導を通じて、武士道の醸成に貢献する」です。
私達は武士道に最も近い武道の一つを学んでいる、
と胸を張って今日の稽古に望みましょう。

■よかったらご意見ください。
ご一緒に考えてみましょう。
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武田鵬玉


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【2】 【福岡】筑前一宮　筥崎宮（日本三大八幡）　
博多三大祭りのひとつ「放生会（ほうじょうや）奉納演武決定！
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福岡には、筥崎宮というそれはそれは権威の高い神社があります。
博多三大祭りと言えば「山笠・どんたく・放生会（ほうじょうや）」。
どれも九州各地から人が集まり、100万人を超える祭りです。
博多の一年は山笠を中心に回っているようなものですが、その始まりは筥崎宮から。



鳥居の先の浜で「お潮井（しおい）」と呼ばれる砂を拾います。
最終日に櫛田神社での追い山をクライマックスにします。
それが博多の夏の始まりです。




そして秋のお祭りが放生会（ほうじょうや）。
それは日本三大八幡の一つ、そして筑前一宮、つまり福岡を代表する神社である筥崎宮で行われます。
西日本最大の露店が並ぶ、それは壮観な眺めです。
放生会に来られる方たちの数もやはり100万人を超えます。
その起源は「合戦の間多く殺生すよろしく放生会を修すべし」という御神託によるもので、千年以上続く重要な祭典です。
後鳥羽上皇の額が飾られるその前で古式ゆかしく奉納の演武を福岡の素晴らしい武道団体の数々がされますが、その中に遂に鵬玉会が九州の無外流居合としてお招きいただくことになりました。



実は私は宗家から鵬玉会を預かったときに、この放生会の演武にだけは出たい、と思っていました。
「武」を福岡で代表する神社で、そして福岡最大の祭りでの奉納演武。
今回本当にうれしく思います。
ぜひいらしてください。
お会いできればぜひ声をかけていただきたいと思います。



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【3】編集後記
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■熊本支部が近日人吉に稽古場所を設けます。
ぜひ近隣の方はお問合せください。
無料体験をやりましょう。
なあに、体験してみてピンと来なければ入会されなくても大丈夫。
私たちは追いかけはしませんから、ご安心ください。

■熊本県の人吉は鹿児島にも近い温泉地域。
稽古指導に行き、温泉に入って帰る。
本当に楽しみです。

■福岡の筥崎宮での奉納演武は楽しみです。
ぜひ声をかけてください。

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■今年のテーマは
「太機大用（たいきだいゆう）」
チャンスをものにするためには、
あなたの努力と行動が必要です。
そしてその大きさを決定するものはあなた自身に他なりません。
まだお会いしていないあなたも、ぜひ体験にいらしてください。

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鵬玉会 http://mugairyu.net/
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