|
20 |
(後編) |
19 |
(前編) |
18 |
|
17 |
(後編) |
16 |
(前編) |
15 |
|
14 |
|
13 |
(後編) |
12 |
(中編) |
11 |
(前編) |
10 |
(後編) |
09 |
(前編) |
08 |
(後編) |
07 |
(前篇) |
06 |
(後編) |
05 |
(前編)
|
04 |
|
03 |
|
02 |
|
01 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
HOME > 鵬玉会 > 夢録 > 十八 宮川清蔵勇武先生 3
8)気持ちが150年前からつながっている
▲新選組三番隊隊長であった斉藤一。1897(明治30)年 |
武田 ちゃんと気持ちが150年前からつながっているんでしょうね。特に武道を通じて見えるようなときがありますよね。以前「近藤勇の気持ちを感じるとき」と聞いたら「斜の構えをしたときです」とおっしゃったのが凄く印象的です。
宮川宗家 あの形は、手が見えない、相手が迷う、そういう体さばきですものね。それが身につくようにするのが修行だなあ、と思います。近藤勇も「薩摩の武士とやるときは初太刀に気をつけろ」と言ったと言いますが、抜きつけの一撃を見るとなるほど、と思いますね。
武田 私たちも気持ちは新選組三番隊の隊長斎藤一になったつもりで、「これは気ほどの気も見せずに初太刀で斬れるか」とか考えるんですよ。
宮川宗家 最近では斎藤一さんも人気ですからね。
9)浅田次郎先生の新選組三部作
武田 NHK大河ドラマ「新選組!」も人気でしたが、浅田次郎先生が「壬生義士伝」「輪違屋糸里」「一刀斎夢録」の新選組三部作で活き活きと新選組や斎藤一、居合を描かれました。「一刀斎夢録」を書かれた浅田次郎先生は、斎藤一の研ぎの記録まで調べられたそうです。「この時期にこういう刀瑕(きず)がついている」「この刀瑕はどうやったらつくのか」まで考えたそうです。
宮川先生 よく子母澤寛先生が取材に来られたときのことを聞きましたが、作家の先生は考えますねえ。
武田 そういう火はきっと日本全国に小さくともあるんでしょう。私たちもいずれ九州でイベント、大会をやりたいなあ、と思うんです。そのときは来ていただけますか?
10)「平成28年の新選組 天然理心流×無外流」
宮川先生 実は私の母方の祖父は福岡県の秋月藩藩士なんですよ。
武田 えー!私の母方の祖父の系統も秋月藩藩士です。驚きました。やはり人生は運と縁ですね。
宮川先生 そうですか?祖父が生まれたのは文久三年なんですよ。
武田 新選組を名乗る前、後の幹部たちが試衛館から上京する年じゃないですか?
宮川先生 そうなんです。福岡はそういう意味では親近感があるんですよ。ぜひ呼んでください。
武田 ではそんな機会に秋月をご一緒しましょう。ご縁がそもそもあったんですね。
宮川先生 そのご縁で宇都宮二荒山神社の演武を成功させましょう。148年前に新選組が布陣したところ、さぞ、土方達も待ち望んでいることでしょう。 当日は、気合を込めて、恥ずかしくない演武を披露致します。
武田 新選組ファンにも全国から集まってほしいですね。「平成28年の新選組 天然理心流×無外流」ですから。
鵬玉独白
新選組の近藤勇局長、土方歳三副長、副長助勤一番隊沖田総司隊長(組頭)、同六番隊井上源三郎隊長。皆試衛館で揺籃期を過ごした試衛館生え抜きの天然理心流です。
その近藤勇局長のご実家宮川家の清蔵勇武先生が九代目の宗家を次いでいらっしゃっています。
その宮川先生との温かいおつきあいをいただいて、今回の演武につながりました。
先に同じく三番隊斉藤一隊長が無外流と言われています。その大先輩のご縁でしょうか。天然理心流 勇武館と無外流居合 鵬玉会。今に蘇らせるのは見た目ではなく、志なのだと思います。
「平成28年の新選組」
これを通じて、全国の新選組ファンにも本物と出会ってほしいと思います。 |
|
|
|
|
|