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2015年 鵬玉会のテーマ
天時不如地利。 天の時は地の利に如かず。
地利不如人和。
地の利は人の和に如かず。
無外流 居合 鵬玉夢録 No.42 2015.9.10
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■INDEX ───────────────────────────────
┃ 「第21回のテーマ 「克己」自分に克つとはどういうことだろう？」
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┗5.【編集後記】
【１】 コラム；鵬玉の吹毛方納密（すいもうまさにみつにおさむ
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「（たった一つの真理）は、毛を吹きつければ即座に斬れるような吹毛の剣の鋭さを持っているが、
これはどこにあるかと言えば、わが方寸の心（密）に納められている。」（大森曹玄老師 解説）
武道を修行するときは技の成長だけではなく、心の成長も大事だと思いませんか？
何か考えるヒントが、あなたの心に納められるよう、波紋を一つ起こしてみますね。
私が何かを教えようというものではなく、「どう思われますか？」というスタンスです。
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第21回 「克己」
自分に克つとはどういうことだろう？
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■新渡戸翁の名著「武士道」では、武士の教育のあとに「克己」を語っています。
自分に克つ。
自分の弱さを乗り越えていくのは大変です。
その第一歩として、「大人物は喜怒哀楽を顔に出さない」と書いています。
自分に対しては不平不満を言わない忍耐と、不屈の精神のための「顔に出さない」。
他人に対しては、他者への礼から、他者の楽しみや平穏を損なわないように「顔に出さない」。
しかし、怒りは別として喜びや悲しみを１０のうち１０も見せない人はつまらないような気がします。
■ここで私が思い出す人がいます。
ぜひ読んでいただきたいのですが、その方に私が名古屋でインタビューした記事があります。
■若杉譲二さんを約8年前に紹介してくださったのはドン小西さん。
元々コックからスタート、赤字店舗2店舗を任されたのをきっかけに、、
「ハローエッグ」や「北の家族」などを吸収合併し、150店舗まで成長。
セラヴィリゾート（株）代表取締役として、ホテル業からショッピングモール
「イタリア村」を経営、年間売上高300億円に迫るまでに約10年。
その成功を経験し、そしてすべて失ったこの方は、
どんなに一所懸命でも「飄々としていたい」とおっしゃいます。
■私はこの人の仕事をする姿勢、志の持ち方は
現代の武士道を考える鍵のように思います。
まずはこの方と私のインタビューを読んでみてください。
「現代の武士道」を飄々と語った若杉さんの詩をここに書いておきましょう。
この詩には日本人の心の奥底に染み込んだ武士道の一つの理想があるように思います。
人に媚びず、金に執着せず
一生懸命は表に出さず
東に行けば後家を慰め
西に赴いては若い娘の尻を触り
友が誤ればそれをただし
子どもたちに自分を押し付けず
四季の移ろいを楽しみ
いつも静かに微笑んで
死ぬときは愛する女に囲まれる
そんな男に私はなりたい
若杉譲二
私の周りには、武道はしていないかもしれませんが、
勉強になる方がたくさんいて幸せだなあ、と思います。
よかったらご意見ください。
ご一緒に考えてみましょう。
■さて。
鵬玉会のミッションは「無外流居合の普及・指導を通じて、武士道の醸成に貢献する」です。
私達は武士道に最も近い武道の一つを学んでいる、
と胸を張って今日の稽古に望みましょう。
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武田鵬玉
【2】 【栃木】宇都宮城址まつり 演武
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10月18日（日）13:40～
宇都宮城址に無外流が立ちます。
始まったばかりの稽古場所の面々ですから、試行錯誤もあるかもしれませんが、
ご興味ある方はぜひいらして声をかけてください。
あなたにもできる、新選組 斉藤一の剣流
刀とともに過ごす日々
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▲宇都宮稽古場所 小堀場所長 集中力を高め、ためらいを捨てて斬る。
【3】 【福岡・熊本】財団法人無外流 公式稽古会
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福岡、熊本の会員を対象に、鵬玉会が正会員である、
財団法人無外流の公式稽古会が行われます。
場所は福岡です。
11月7日（土）、8日（日）の両日に渡って行われ、
昇段審査も行われます。
指導は教士八段の久保田旦水先生（財団理事長）
また、審査には錬士七段武田鵬玉（財団技術指導部主管部員）
も加わります。
無外流にご興味がある方は、ぜひそれまでに体験や入門をすませておいてください。
年に一度の機会です。、
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【4】 【東京】試し斬り稽古会
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東京の鵬玉会は、神田の財団本部道場で
毎月一度試し斬り稽古会を行っています。
ご興味ある方はお問合せください。
稽古すればあなたにも斬れます。
▲入門1年半の女性。ここまで美しく斬ることができるようになる、
基本から丁寧に指導を受ければ危険もなくできるようになる。
あなたもできる。
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【5】編集後記
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■すっかり季節は秋になりましたね。
海に行ったのもついこの間なのに。
あっと言う間です。
■ご興味のある方は、ぜひ無料体験にいらしてください。
毎週、毎回来れなくても、
月に一度でも汗を流し、精神を集中し、刀を振ってみませんか？
山岡鉄舟は、ご自分の剣を「動く禅だ」とおっしゃいました。
あまり難しい話はいたしませんが、禅を組む、までではなくても
ヨガで精神を集中するくらいの気持ちでいいと思います。
秋の月に見守られて刀を背負って帰る、そんないい季節です。
ぜひお問合せください。
あなたをお待ちしています。
■今年のテーマは
「天時不如地利。 天の時は地の利に如かず。
地利不如人和。 地の利は人の和に如かず。」
あなたがともに居合を学ぶことが私たちにとっての力です。
まだ見ぬあなたに出会いたいと思います。
ぜひ無料体験にいらしてください。
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